こんにちは。社会人獣医学生ぽこぽこです
今日はラフ・コリーとシェルティ(シェットランドシープドッグ)の違いについて調べました。
僕の家ではシェルティを飼っているのですが、友達や散歩ですれ違った人に「コリーとは違うの?」と聞かれることが多いです。
なので今回、ラフ・コリーとシェルティの違いについてまとめてみようかと思いました。この記事を読んでもらえば、その違いがわかります。ぜひ最後までお付き合いください。
ラフ・コリーとシェルティは別の犬種
ラフ・コリーと、シェルティは非常に容姿が似ているため、同じ犬種だと思っている人も多いのではないでしょうか。ラフ・コリーの中で小さい個体がシェルティなのでは?と考えている人もいるようですが、2匹は別の犬種です。よくよく観察してみると、違うところはたくさん。順番に紹介します。
ラフ・コリーの特徴
ラフ・コリーはイギリスのスコットランド地方原産の犬です。もともとは羊を誘導する牧羊犬や、荒野での作業犬として働いていました。とても頭がよく、気品があり飼い主に忠実です。
ちなみに、「名犬ラッシー」のモデルになった犬です。
シェルティの特徴
シェルティというのは愛称で、正式名称はシェットランドシープドッグです。イギリスのシェットランド諸島原産の牧羊犬です。
ラフ・コリーと同じ祖先犬から生まれたとされています。祖先が同じであれば、似ているのも当然ですね。
シェルティが生息していたシェットランド諸島は、土地がやせていたため家畜のサイズも小型でした。それに合わせてシェルティの小型化が進んだとされています。
ラフ・コリーとシェルティどこが違う?
体の大きさが違う
ラフ・コリーとシェルティの一番の違いは体の大きさです。
ラフ・コリーは大型犬に分類され、JKCによると地面から肩までの高さがオスは61cm、メスは56cmが理想とされています。
シェルティは小型犬、中型犬に分類され、JKCによると理想体高がオスは37cm、メスは35.5cmとなっています。
顔つきが違う
よくみると顔つきも違います。
ラフ・コリーは頭頂部から鼻までの角度が緩やかで、口周りが長いです。目が小さくシャープな印象を受けます。
シェルティは頭頂部から鼻までの角度が急で、口周りが短いです。顔の中心にパーツが集まり、可愛らしい印象を受けます。
毛色の種類が違う
ラフ・コリーの毛色はセーブル(茶色)、トライカラー(黒、白、茶色)、ブルーマール(シルバー、白、茶色)の3色がJKC公認カラーです。
シェルティの毛色はラフ・コリーと同じセーブル、トライカラー、ブルーマールの3色に加えて、ブラック&ホワイト、ブラック&タン(茶色)の5色がJKC公認のカラーです。
性格が違う
ラフ・コリーの性格は温厚で飼い主に従順です。人に対して非常に有効的で子供の遊び相手にもなります。おおらかな性格といえるでしょう。
シェルティの性格は、ラフ・コリーと基本的には似ていますがラフ・コリーよりも神経質で警戒心が強い部分があります。特に飼い主以外への警戒心が強く、見知らぬ人に吠えたりすることがあります。
まとめ
ラフ・コリー | シェルティ | |
体の大きさ | 大きい | 小さい |
顔つき | 細長い | 丸い |
毛色 | 3色 | 5色 |
性格 | おおらか | 神経質 |
ラフ・コリーとシェルティは違う犬種で、体の大きさや顔つき、性格に違いがあります。
特に大きさがまったく違うので、もしラフ・コリーを室内で飼うなら広い家の方が望ましいです。どちらかの飼育を考えている方はサイズを一つの判断基準とし、性格や顔つきなど個性も考慮してみるといいでしょう。
今日も最後までお付き合いいだたき、ありがとうございました
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