共通テストとセンター試験について、科目ごとにどう違うのか?解説していきます
獣医学生ぽこぽこです。
この記事では
・社会人でも共通テストって解けるの?
・センター試験との違いは?
・共通テスト用のおすすめ参考書は?
みたいな疑問に答えながら
どんな勉強をすればいいのか
科目ごとに解説していきます
獣医学部に入るのに必要だった英語、国語、数学、理科②、現代社会について解説しています。
センター試験1回、共通テスト2回受験した実体験です。
気になる科目だけ目次から飛んでください
この記事は24年までの共通テストがメインです。
共通テストは難しい
まず前提として
共通テストは相当難しいです
センター試験時代に苦労しなかったから大丈夫!
という方もいるでしょうが、
センター試験と同じ感覚で臨むと失敗するでしょう
僕はセンター試験で常に数学9割とってましたが、共通テストは60〜80点代でした
詳しくは「共通テストは社会人にとって難しい?」で詳細に解説してます。
では科目ごとにいきます
英語の変更点
- 配点がリーディング200点、リスニング50点 → リーディング100点、リスニング100点
- アクセント、発音、文法問題がなくなる
- リスニングの第3問以降が2回読み → 1回読み
以上が変更点です。
1番大きな変化は、リスニングが100点満点になったことです。
センター試験の時はあまり勉強しなくてもよかったのになー
リスニングの勉強に力を入れる必要があるでしょう
ただし、リスニングの配点が以前のままな大学もあるので、志望校のホームページで調べてください
まだ移行期だから、という考えみたいだね
アクセントや発音問題は勉強しなくていいです
文法問題はないので、2次試験に文法問題がないならやらなくてもOK
長文を読むための最低限の文法は勉強しましょう!
あくまで「文法問題を解く練習」はしなくていい、ということです
形式としてはTOEICに似ています
TOEICですでに高得点の方は、あまり心配しなくて大丈夫です
難易度、センター試験からの変更度、時間のなさ、を表にするとこんな感じ。
難易度 | |
変更度 | |
時間のなさ |
僕が実際に使ってよかった参考書も紹介します
- センター試験の赤本
- 速読英単語必修編
- やっておきたい英語長文300
- 共通テスト対策パック
それぞれのレビューは別記事で!
数学の変更点
- Ⅰ・Aの時間が60分 → 70分
- 実生活を数学でどう考えるか?みたいな設問が増えた
- 文章量が増え、仮定が複雑化
一言でいうと「問題設定が複雑」になりました
会話文も多いです
コチラの記事でも述べていますが、この文章から必要な情報を抜き取るのは至難の技です
数学というより国語の問題みたいだね
ほとんどの問題が解法の丸暗記では解けません
しっかり「なぜそうなるか?」を突き詰めて理解しましょう
共通テスト用の参考書をたくさん解いたほうが良さそうだね
それももちろん大事ですが、個人的にはセンター試験の過去問も有効でした
問題形式こそ違いますが、根本で問われていることは同じだからです
難易度 | |
変更度 | |
時間のなさ |
おすすめの参考書はコチラ。
- 青チャート
- センター試験の赤本
- 理系数学の良問プラチカ
- 共通テスト対策パック
それぞれのレビューは別記事で!
国語の変更点
- 複数の文章を比較する問題が出る
出題内容、時間に変更はありません
評論文、小説、古文、漢文の出題形式はセンター試験と同じです
漢字や語句の意味も聞かれます
変更点の「複数の文章を比較」ってどういうこと?
実際の文章を例に出します
これは2つの文章を読んだあと、比較するメモを作る問題でした
次は古文です
こちらは同じ物語について、違う時代に書かれたものを読む問題でした
文章2の方が読みやすいので、そこから文章1を読み解いていく問題です
どちらの文章も読み方に工夫が必要でした
文章の全体像を掴みながら、設問に文章の「主旨」を掴むことも必要なので
バランスを考えて解こう
難易度 | |
変更度 | |
時間のなさ |
おすすめの参考書はコチラ
- センター試験の赤本
- 岡本梨奈の古文ポラリス(基礎レベル)
- 漢文早覚え速答法
- 入試現代文へのアクセス(基礎編と標準編)
- 共通テスト対策パック
それぞれのレビューは別記事で!
理科②(物理、化学、生物、地学)の変更点
- 選択問題がなくなる
今までは第4問と第5問の好きな方を選択できたのですが、それがなくなりました。
あまり関係ないです。
共通テストになって出題形式は少し変わりました
実験結果の違いを考察したり、身近な物理現象を考察したり
実験自体が初見なものもあります。
ですが基本的には問われていることはセンター試験と変わりません
解き方に工夫が必要なので、基礎力をつけたら演習問題をバンバン解いてOK
理科科目は演習問題をすればするほど点数UP
難易度 | |
変更度 | |
時間のなさ |
実際に使ったおすすめ参考書はこちら。(物理、化学のみ)
- 物理のエッセンス(物理)
- 良問の風(物理)
- 共通テスト対策パック(物理、化学)
- センター試験の赤本(物理、化学)
- リードLightノート(化学)
- 橋爪のゼロから劇的!にわかる無機・有機化学の授業(化学)
- 共通テスト化学の点数が面白いほどとれる一問一答(化学)
それぞれのレビューはコチラ
社会科目
- 大きな変更点なし
会話文や図が増えましたが、丁寧に解けば難しくはないです
こんな図がたくさん出てきます
ある程度の国語力は必要かもしれません。
難易度 | |
変更度 | |
時間のなさ |
おすすめ参考書(現代社会)
- 蔭山の共通テスト現代社会
- 完全MASTER現社問題集
- 共通テスト対策パック
個別のレビューはコチラ
まとめ
共通テストはセンター試験と比べて難しいですが、科目ごとの特徴を押さえて対策すれば社会人からでも大学に合格できます!
僕も社会人の時には503点でしたが、1年半かけて勉強し700点台を達成し、獣医学部に合格しました。
点数の推移、いつ仕事を辞めたかなども書いているので気になる方はこちらへどうぞ
これからも役に立てるよう情報を書いていきます
よろしくお願いします
終わり
コメント