授業でボツになったレポート「千利休にみるミニマリスト精神」を供養します

雑記

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こんにちは。

社会人獣医学生ぽこぽこです

長時間続いた解剖実習に疲れ「この作業はやりたくない」と班のメンバーに伝えたら、「大人なのに?」と言われました

今日は授業でボツをくらったレポートを供養します

千利休とは

千利休は「天下三宗匠」の1人に数えられ、わび茶を完成させた人物として知られています。

堺が織田信長の直轄地になる中、織田信長に茶頭として召し抱えられるようになっていきました

織田信長は臣下に茶の湯を奨励し、政治利用も進めていました。

そんな状況もあって、千利休は信長から一目置かれる存在でした。

千利休は豊臣秀吉のもとでも茶頭を務めますが、秀吉の逆鱗に触れて切腹を命じられ生涯を終えたとされています。

千利休が求めた美

千利休が完成させた「わび茶」は主に以下の特徴があります

・茶室が1畳半で狭い

・茶室の壁が薄く、外の音うるさい

・茶具の形が不均一

ひとつずつ見ていきましょう

茶室が狭い!? 「精神的に交流しましょうよ」

茶室を1畳半の狭さにしたことで、訪れた人と茶をたてる人が互いに接近することになります

互いの繊細な機微がわかる距離で

互いの心の動きが直接感じられるように

これを千利休は、

精神的な交流だ!!と主張

千利休こだわりの哲学でした。

茶室の壁が薄い!? 「自然を感じるからいいじゃない」

茶室の内外を隔てる障子や壁も極めて薄く、茶室の外の世界が伝わってくるつくりでした

ここにも千利休の哲学があります。

「人間は自然の一部と捉えると、そこには区別があいまいな領域がある」

「そこに明確な形を与えたのが茶室である」

これが千利休である

意味が分からなかったけど、レポートではそれっぽく書きました

茶具がゆがんでいる!? 「完璧じゃないからいいんじゃないの」

千利休がこだわった茶具に「楽焼」があります。

楽焼は左右均一ではなく、完璧ではない造りをしている。

これこそが日本文化に根ざす「不足の美」

千利休の哲学です

千利休ってすごい人なの?

以上の3点からわかることがあります

千利休は相手を説き伏せるのがうまい

ということです

ゆがんだ茶器

1畳半しかない茶室

これらを武器に戦い、教科書に載るまでの人物になりました

つまり、茶室に入ってきた人物に

「千利休の世界観はすごい!」

と思わせ続けたってことですから

「千利休の茶室、しょぼ」

ではダメなんですね

でも調べてみたら茶会って4時間かかるそうです

4時間もの間、一畳半のスペースに一緒にいて

「茶器はゆがんでるからいい」

「あなたと私は精神的に交流しています」

とか言われたら信じるしかないよ?

逃げ場ないよね

千利休のライバル

千利休は10代後半から茶を習い始めるが、ライバルとなる同世代の茶人が2人いました。

のちに千利休ととももに「天下三宗匠」と呼ばれる今井宗久と津田宗及です。

ライバル2人の茶会は、いかにいい茶碗や茶入れを使うかという点に力を入れていました。

ライバル2人は、道具で勝負する側面が強かったんですね

ライバル2人は大商人の家系でした

なので茶の道具には不自由しなかったでしょう

いい道具にこだわるのもうなずけます

では千利休はどうだったのでしょうか

千利休は魚屋の生まれでした。

伝統ある家でもありません。

ライバル2人と比べて茶の道具が手に入りづらく、千利休がそこにコンプレックスを抱いていてもおかしくないと思いませんか。

僕はバチバチのコンプレックスあったと思いますよ

でも、だからこそ、

千利休はライバル2人とは違う方向に向かっていったのではないでしょうか

具体例を出します

千利休は40歳の頃、初めて「花入れ(花を入れる器)」を購入しました。

茶室には「花入れ」があるのが普通らしいので、ここからも千利休が裕福ではなかったような感じがします

花入れを買ったからには、花を買わないといけませんよね

でも、花は高い

しかも毎回同じ花を使うっていうわけにもいかない

どうしよう

千利休は考えました

「そうだ、花はお客様の心の中で入れてもらおう」

????

どういうこと??

実際、千利休の花入れには花が生けられていませんでした

そのスタイルを貫き続けたことから

「千利休やっぱ違うわ」

「千利休センスあるわ」

となったのだろう

さすが千利休である

レポートに書いたまとめ(原文ママ)

「貧相」ととるか「斬新」と取るかは人によると思うが、千利休はこのような「ミニマリスト」的考えで客の心を掴んでいった。

千利休は決して「茶の道具がなくてもいい」と考えていたわけではない。

高価な手に入らないものを嘆くのではなく、自分が面白いと思ったものを選びぬき、工夫して使っていたのだ。

それこそが千利休の生き方であり、物に溢れている現代の私たちが参考できる考えだと思う。

世の中でいいと言われている物を選ぶのか、自分の感性に従って選ぶのか。

そこに暮らしを豊かにするヒントがある気がする。

社会人獣医学生ぽこぽこ
社会人獣医学生ぽこぽこ

なんか苦し紛れのまとめですね

供養完了!

以上

この記事を書いた人
社会人獣医学生ぽこぽこ

社会人から獣医学部に合格した30代。
獣医師目指して勉強中です。

受験を考えて不安な方、知りたい情報がある方にとって有益な情報を発信できるよう、このサイトを作りました。
勉強法、受験にかかった費用、共通テストに関する情報など、僕の体験談を踏まえてお伝えします。

自分が社会人で大学受験した時「こんなサイトがあったら良かったなー」と思えるサイト作りを心がけています。

共同執筆者は友達のエイトマン。
彼は元国語教師です。

趣味は英語学習、映画鑑賞、マンガ。
徒然なるままに、心に移りゆくよしなしごとを記していきます。

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